最高のライブをするために『イヤモニ』を導入しよう!必要機材と導入方法の解説!



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バンドをやってるとイヤモニってよく聞きますよね。
 
簡単に言うと、自分たちの演奏をしっかり聴くためのシステムのことです。
 
ぼくも長いこと使ってるんですけど…これ、『最低でもドラマーは必須、できればバンドメンバー全員が導入するべき』ってくらい重要だなぁと日々感じまくってます!
 
ということで本日は「そもそもイヤモニってなんやねん」「必要な機材や仕組みがわからん!」って人のために色々と解説していくぞー!

イヤモニとは?

ちょっとややこしいんですが、イヤモニって言葉、主に2種類の意味で使われてます。
 

1.音声や音響チェック用に作られたイヤホンのこと。

Wikipedia先生に書いてあるのがまさにこれですね。
イヤーモニター (ear monitor) とは、ミュージシャンやオーディオエンジニアがマイクロホンで収録した音声や音響をチェックするために使用するヘッドフォンの一種。略して「イヤモニ」などと呼ばれることもある。
 
普段みんなが音楽を聴くときのイヤホンよりも、もっと繊細に、またはフラットに聴こえたり、遮音性が優れてたりと色々な特徴があります。
 

2.バンドで各楽器の音の返しをイヤホンで聴くシステムのこと。

バンドマン同士で「イヤモニ使ってる?」って会話が結構あるんですけど、これは「ライブの時、音の返しをイヤホンで聴いてる?」って意味になります。
 
イヤモニはメジャーアーティストなんかも使っています。よく耳にイヤホンついてるじゃないですか。あれ、イヤモニしてるんです。
 
 
ちなみにモニターとは、歌や楽器演奏の音の返しのことを差します。(上記図の通り。分かりやすい!)
 
通常は足元や横にあるスピーカーから流れてくるんだけど、これをイヤホンで聴くから「イヤーモニター」になるんですね。
 

メリット

バンドマンなら誰しもが経験したことある大きな問題がこちら。
 
「自分の声(演奏)が聴こえない!!!」
 
これはライブのリハーサルや本番はもちろん、スタジオでの練習でも頻繁に起こる現象です。
 
この問題を一発で片付けてくれるのがイヤモニなのだ!
 
イヤモニを使っていない場合は、前述の通り足元やステージ横にあるスピーカーから返しの音を聴きます
 
みんな自分の音をしっかり聴きたいから、モニターからの返しはできるだけ大きくしたい。
 
でもそのモニターって一人で聴いてるわけじゃないから、他のメンバーの要望も取り入れると、どこかで妥協しなきゃいけない部分が出てきちゃう…。
 

メインボーカル「足元のモニターから自分の声がほしい、コーラスは下げてほしい

コーラス「足元のモニターからコーラスをしっかり聴きたいでも上げるとメインボーカルが困る…

みたいな。
 
もちろん、これは楽器隊の音の作り方とかも影響してくるんですが、それでも限界があります。
 
で、ドラマーに至っては…悲惨。とっても悲惨。
 
なんてったって、ドラムは生音がめちゃくちゃでかい。シンバルとか半端ない攻撃力を秘めてる。自分の音でほかの音が全て掻き消える!
 
しかも最近のバンドは同期を取り入れてることも多くて、クリックを聴くためにイヤホンしてたりするんですよ。
 
そんな状態でモニターから音が出ても、全然聴こえない!
 
ところが、イヤモニを導入すると…どうなるでしょう。
 
自分がつけてるイヤホンに直接音の返しがくるのは当然として、それぞれの音量バランスを自分の理想通りにして返しの音を聴けるんです!
 
例えばドラムをめちゃくちゃ大きく、ボーカルはその半分、ギターとベースはちょっとだけ。
 
みたいな。
 
同期を取り入れてて、クリックを聴くためにイヤホンしてるよって人でも使えます。(やりかたは後述します)
 
更にはこれ、耳へのダメージを減らす役割も兼ねてます。
 
耳を爆音に晒し続けるのってかなり危険で、気づかぬうちに難聴になってる…ってこともあったり。
 
これもイヤモニを導入することで解決できるのです。
 

デメリット

これだけのメリットがあるイヤモニですが、当然デメリットもあります。
 
まず、費用が高い!
 
といっても、ドラマーだけイヤモニするのであればそこまでかかりません。
 
イヤモニ用のイヤホンと、ミキサーだけあればOK。できればエフェクターケースを箱代わりに使いたいなーくらい。合計でも15,000円前後。
 
最悪イヤホンを普段使ってるものにすれば、ミキサーだけで済むので7,000円ぐらいでもいけます。
 
ドラムは座って叩く=その場から動かないので、機材を全て有線でつなげるのでお金があんまりかからないんです。
 
問題は他のパートです。
 
ドラム以外は立って演奏したり歌うだろうし、動き回るので優先でイヤホンをどっかに繋げるのは現実的ではありません。
 
そうなると無線になります。
 
無線はPAさん側に設置する親機と、バンドマンが持つ子機がセットになって初めて使えるんですが…これが高い。
 
ピンキリだけど、安いのでも3万前後する。しかも一人分だけで。
 
加えて無線は安かろう悪かろう(他の機器の影響を受けて不安定になりやすくなる)になりがちなので、良いものをそろえようとすると8万くらい。加えて子機1個増やすのに3~4万かかったりします。
 
あとは、イヤモニ導入前に比べて配線などの準備が大変になる!
 
ということで、まだまだ売れてないインディーズバンドがメンバー全員でイヤモニするっていうのは結構難しいです。
 
現実的なのはドラムのみ、またはドラムとボーカルの二人だけイヤモニ導入ですね。
 

必要な機材

ではでは、すでに若干触れていますが、必要なものをまとめます!
 
有線のものに関しては、ぼく自身が今使ってるオススメ品です!
 

イヤモニ用イヤホン

演奏中は多少なりとも動くため、通常のイヤホンだと外れてしまう可能性が高いです。
 
更には外の音が聴こえちゃうと、せっかくイヤホンから音を返してるのに聴こえなかったりします。
 
ということで、イヤモニ用のイヤホンを使いましょう!
 
ぼく自身が使っているだけでなく、数多くのドラマーが愛用している代表的なイヤモニが、SE215です。
 
特徴は3つ。
 
1.遮音性がすごい
遮音性はイヤモニには必須です。理想の返しの音を聴けてても、外から音が入ってきたらバランス崩れちゃうので。(あんまりシビアになりすぎる必要はないですけどね)
 
SE215は遮音性がすごくて、目の前にいる人との会話すら大変になるレベル。なので通勤や通学中、音楽を聴くために使うのは辞めましょう。ホントに危ないんで。
 
2.固定性が強い
耳にかける為のワイヤーが結構頑丈で、しっかり固定できます。頭をめちゃくちゃに振り回したりしなければ取れないので安心。
 
特にドラマーで同期用のクリックを聴いてる人は、イヤホンが外れたらアウトなので固定性もかなり重要!
 
3.イヤモニの中では安い
そしてこれ。安い1万円しない。Amazonだと1万円近くするけど、秋葉原のe-イヤホンなんかでは7,000円近くで売ってました。
 
音楽を聴く用のイヤホンと比べればそれでも高いけど、ライブや練習でガツガツ使うことを考えると全然安い。
 
ちなみにぼくの周りでSE215以外のイヤモニ使ってる人は、オーダーメイドの人が多いですね。耳の型を取って作るやつ。5万~10万くらいします。高い。
 
固定ワイヤーなんかは使ってるうちに固定力が弱くなってくるので、買い替えられることも考えるとSE215が定番。ちなみにぼくは約6年間で買い替えたのは一回だけです。
 

ミキサー

詳しくは後述しますが、イヤモニ用の返しはPAさんからキャノンケーブルでもらうことが多いです。
 
この返しを受け取るための機材としてミキサーが必要です。
 
同期を使ってる人は、PCやMTRからのクリック用の線もミキサーに刺せば、「クリック+返し」を同時に聴けます。
 
ぼくが使ってるのはBEHRINGERのQ502USB。コンパクトで最低限の機能を有し、安い。かれこれ3年近く使ってるけど調子が悪くなることもないですね。 詳細な使い方は後ほどご説明します!
 

ステレオミニへの変換プラグ

 
イヤホンの挿し口はステレオミニプラグになってますが、ミキサーはステレオ標準プラグじゃないと刺さりません。
 
ということで変換プラグを使います。
 
これは安物よりちょっと高いものを買っといたほうが長持ちして安心です。といっても数百円の差だけど。
 

イヤホン延長ケーブル

 
イヤホンだけの長さだと首に回して取り付けるにはちょっと物足りない可能性があるので、延長ケーブルも用意しましょう。
 
これもちょっと高い奴のほうが安心ですね。
 

ケーブルクリップ

イヤホンケーブルを首筋に止める為のクリップです。
 
これがないと、ケーブルの重さでイヤホンが下に引っ張られて結構外れやすくなるので、付けることをオススメします。
 
ぼくもこれ付けてからだいぶ外れなくなりました。

こんな感じで、左右に分岐したところの少し下に取り付けます。
 

で、インナーの首筋につける。かなり安定感変わるので是非!
 

無線親機・子機

ドラム以外がイヤモニを使う場合に必要になる機材ですね。
 
先ほどのイヤホンでも出てきたSHUREはイヤモニ周りに強く、入門機~高品質機まで揃ってます。
 
ボーカル単体や二人くらいまでで試すならこちら。
 
高品質で有名な機材はこちら。
イヤホンなんかは先ほど紹介したものでOKです。

導入の仕方

ではでは、具体的にどのような配線でイヤモニを実現するのかご紹介していきましょう!
 

有線(ドラム)の場合

機材紹介で結構伝えちゃいましたが、改めて!

  1. ミキサーのPHONE端子にイヤモニを刺す
  2. PAさんに「イヤモニ使います。キャノンで返しを下さい」と伝える
  3. もらったキャノンをMIC端子に刺す
  4. MAIN MIXは0にしておく
  5. 中央右のボタンは全部上がってる状態にする(青枠)
  6. 音量は1のLEVELやPHONES、音質はEQ(緑枠)で好きに変えれます
 
おまけで、同期を使う場合も書いておきますね。使用機材はZOOM R8(MTR)です。
 

  1. MTRのPHONEからミキサーのINPUT2/3端子に差し込みます。絵のようにスプリットケーブルを使ってLRの2本を差し込むか、ステレオケーブルで上にだけ刺してください(上にのみ刺した場合はステレオ音源になります)
  2. クリックの音量はINPUT2/3のLEVELで変えてください

無線(ドラム以外)の場合

こちらはぼく自身が使ったことないので、実際に使ったことのある人の記事をご紹介します!機材も、先ほど紹介したPSM300です▼
 
 

スタジオ練習から使っていこう! 

導入の説明だとPAさんに返しをキャノンでもらうと書きましたが、これはスタジオ練習時にも使えます。
 
やりかたは簡単で、返しを聴きたいところにマイクを置いて、ミキサーとつなげるだけです。
 
ぼくが良くやるのはキックに設置、またはスタジオ中央に近いところに設置です。
 
こうすることで、自分のキックをしっかり聴きながら演奏したり、全体の音を聴きながら演奏するってことができます。
 
そんなに手間もかからないので是非!
 

最後に

自分にとって演奏しやすい環境を整えるのもライブの一環です。
 
仕事でもなんでもそうだけど、準備8割なのである!
 
耳へのダメージも軽減できるし、いいことづくめ!
 
少なくともドラマーは是非イヤモニ導入してみてください!!
 
今日はここまでっ